私たちについて

発起人

深谷市長

小島 進 氏

渋沢翁の顕彰のさらなる推進のため、新たに、「渋沢栄一ひとづくりカレッジ」プロジェクトを開始いたします。500社あまりの企業に携わり、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家である渋沢翁の中心にあった「ひとづくり」に焦点をあて、その知恵を学び未来を切り拓く人材を育てることを目指し、事業を実施して参ります。
大河ドラマで渋沢栄一の母ゑいが言った「あんたがうれしいだけじゃなくて、みんながうれしいのが一番なんだで」という台詞がありますが、これを形にし、また全国各地へと行動しながら、出会いやご縁を繋いでいきたい。
単純な官民連携ではなく、大手企業とベンチャー企業がそれぞれの知恵とご縁を融合させていくことで、本プロジェクトの成功を導いていくことができると信じています。

清水 伸樹 氏

当社の創業は1879年、渋沢翁は創業発起人の1人でした。経営が厳しくなった1894年に渋沢翁が取締役として経営陣に入り、当社の中興の祖と語り継がれる人材を発掘しました。そのDNAが脈々とつながり、渋沢翁の生誕の地である深谷でできることはないかと相談し、今回のプロジェクトが誕生しました。我々の保険の仕組みを使って挑戦を支える提案や企業支援をしながら、そこで得たノウハウも横展開し、全国に、そしてグローバルに、深谷発のひとづくりのビジネスにつなげていきたい。健康経営や新型コロナ対策など、企業を取り巻く様々なリスクに対して当社のソリューションを提供して「社会課題の解決」を図り、地域のお役に立ちたいと考えています。

東京海上日動 埼玉支店長
埼玉新聞社 社長

関根 正昌 氏

埼玉新聞は1944年10月の創刊以来、埼玉のリアルを伝え、県民とともに半世紀以上の歴史を刻んできました。「われわれは新聞本来の使命に生き、それを通じて、広く埼玉県民に奉仕する」を社是に、730万県民に親しまれ、信頼される紙面づくりに取り組んでいます。
2022年3月から「渋沢栄一ひとづくりカレッジ」の枠組みに参加させていただきました。「ひとづくり」を座学で学ぶだけではなく、実際に現地に赴いて話を聞いたり、同じ志を持つ仲間たちと議論をぶつけあったりして、立体的な事業推進をおこなって参ります。そして栄一翁から始まったプロジェクトなので、人々の平和にもつながるような展開を期待しています。4者の熱い思いが「連携協定」という形で集結することで、個社の力の何倍もの効果を生み出せると確信しています。埼玉県のローカルメディアとして、渋沢栄一翁生誕の地である深谷市から、栄一翁の精神を埼玉に、そして全国・世界に発信していきます。

田中 雅也 氏

私達は創業100年を超える「長寿企業」の英知を残すプロジェクトに4年前から東京海上日動さんと取り組み、850社4000人を取材してきました。
幾多の困難を乗り越え地域と共に発展してきた長寿企業には唯一無二の知恵があり、その学び場を作りたいと考えていたとき、このお話を頂きました。深谷から日本全国、そして世界へと知恵の和を繋ぐプラットフォームの構築を目指していきます。
本プロジェクトのポイントは以下3つ。「企業の失敗体験」「オンラインとリアルの双方向」「危機を乗り越えた会長、バトンを受け継いだ社長、経営トップではない番頭の3方向」。2040年、(渋沢翁)生誕200年に向けて「論語と算盤」という抽象的なものを目に見える形で残し、活かし合える仕組みをつくるべく、短期・中期・長期の計画にて推進して参ります。

チエノワ代表

プロジェクト概要

 500社あまりの企業に携わり、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一翁。

没後90年の節目である2021年。渋沢栄一翁が幕末から明治、大正、昭和へと激動の時代を生き抜く中で、みんなの幸せのため数々の逆境を乗り越え、近代日本経済の礎を築いていく姿が大河ドラマの中で描かれています。くしくも、現在の日本は、新型コロナウイルスやそれに伴う経済危機、自然災害など、先行きの見えない状態が続いており、渋沢栄一翁の生きた時代に似た状況にあるといえます。

 今こそ、栄一翁の原点に立ち返り、「渋沢栄一スピリット」に触れながら、実際にその精神を胸に様々な変革に挑戦されてきた企業の知恵を学ぶ場を提供し、新たな時代を切り拓く「ひと」をつくるため❝渋沢栄一ひとづくりカレッジ❞を開始いたします。

 2022年2月15日、本プロジェクトの「キックオフ・イベント」を開催し、2022年度から「ひとづくりカレッジ」を開講いたします。なお、令和4年4月以降は、毎月開催していく予定です。

 このような取組により、栄一翁の生誕地である埼玉県深谷市から全国、そして世界に向けて、知恵の和とご縁の輪を繋ぐプラットフォームの構築を目指して参ります。


ロゴに込めた想い

全体

❝ひとづくり❞は様々な人々の実体験による知恵とご縁が繋がることで道が拓けていく(成長&発展を促す)ことができるため、「人が重なる」ことを表現。

カラー

藍色=渋沢家の家業である藍玉づくり。
朱色=神社仏閣で活用され古代では丹(に)として活用され、寺子屋の如くに学ぶことをイメージ。
金色=唯一無二の価値(カラー&個性)を生み出すため、論語の体現者を表現。

デザイン

=ひとづくりであること。重なることで富士山のごとく、唯一無二になることを表現。
一円=世界中と繋がること。「和を持って尊しとなす」の和をイメージ。
朱色の丸=日本。日出ずる国から世界へと広げていくイメージとして真東に配置。

5カ年計画(第1期)

理想だけでなく現実に❝ひとづくりカレッジ❞を推進していくため、5カ年計画を立案。
更に、5カ年計画を合計4回積み重ねた先にある2040年を渋沢栄一翁の生誕200年であり、そこに向けて一つひとつ積み上げて参ります。

渋沢栄一翁の名言

信用はのれんや見た目から
得られるものではなく、
確固たる信念から生まれる

  • 人は全て自主独立すべきものである。
    自立の精神は人への思いやりと
    共に人生の根本を成すものである。
  • 全て形式に流れると精神が乏しくなる。
    何でも日々新たにという心がけが大事である。
  • 一人ひとりに天の使命があり、
    その天命を楽しんで生きることが、
    処世上の第一要件である。
  • 事業には信用が第一である。
    世間の信用を得るには、世間を信用することだ。
    個人も同じである。自分が相手を疑いながら、
    自分を信用せよとは虫のいい話だ。
  • たとえその事業が微々たるものであろうと、
    自分の利益は少額であろうと、
    国家必要の事業を合理的に経営すれば、
    心は常に楽しんで仕事にあたることができる。
  • 金儲けを品の悪いことのように考えるのは、
    根本的に間違っている。
    しかし儲けることに熱中しすぎると、
    品が悪くなるのもたしかである。
    金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。
  • 死ぬときに残す教訓が大事なのではなく、
    生きている時の行動が大事なのだ。
  • 信用はのれんや見た目から
    得られるものではなく、
    確固たる信念から生まれる。
  • 真似をするときには、その形ではなく、
    その心を真似するのがよい。
  • 数字算出の確固たる見通しと、
    裏づけのない事業は必ず失敗する。
  • 反対者には反対者の論理がある。
    それを聞かないうちに、いきなりけしからん奴だと
    怒ってもはじまらない。
    問題の本質的な解決には結びつかない。
  • 世の人が元気をなくしており、
    社会の発展が停滞している。
    いままでの仕事を守って間違いなくするよりも、
    さらに大きな計画をして発展させ、
    世界と競争するのがよいのだ。
  • もうこれで満足だという時は、
    すなわち衰える時である。
  • 商売をする上で重要なのは、
    競争しながらでも道徳を守るということだ。
  • 一家一人の為に発する怒りは小なる怒りにて、
    一国の為に発する怒りは大いなる怒りである。
    大いなる怒りは、国家社会の進歩発展を促す。
  • 自分が信じないことは言わず、
    知ったからには必ず行うという思いが強くなれば、
    自然に言葉は少なく、行動は素早くなる。