#02 渋タイムズ:6/29(水)東京都中央区長との面談

<渋タイムズ#02:東京都中央区長との対談>
渋タイムズ第二回目は、東京都中央区長との対談を実施しました。

日程:6/29(水)
タイムスケジュール:10時30分〜11時30分 山本泰人中央区長との面談

~渋沢栄一ひとづくりカレッジメンバー~
小島進(埼玉県深谷市長)、田中雅也(チエノワ代表取締役社長CEO)

~今回の出会い~
山本泰人(やまもと たいと)さん:東京都中央区長

<渋沢栄一翁と東京都中央区との繋がり>
渋沢栄一翁は、500を超える会社の設立に携わったことで「近代日本経済の父」と呼ばれていますが、
そんな彼が30~40代に住んでいたとされるのが東京都中央区日本橋兜町です。
現在は邸宅跡地に「日証館」が建てられ、この地で栄一翁は、日本初の証券取引所や銀行を興しました。
今回は、そんな東京都中央区の区長である山本泰人さんと対談をして参りました。

~中央区長との対談~

※写真撮影時のみマスクを外しております。

東京都中央区長・山本泰人さんと対談し、以下のお言葉を頂戴しました。
『新しい資本主義として未来へのイノベーションを推進しつつ、
明治大正昭和平成と移りゆく時代の中での功績を否定してはいけない。
(勿論、現在のサステナビリティには反するものの、その時代における挑戦は素晴らしい!)
その上で、渋沢栄一翁が国全体の利益、すなわち「公益」を第一に考えていたことを踏まえ、
”公共資本主義”を今こそ、官民連携で推進すべき。
新一万円札を含め、これからの時代に向けた意味(メッセージ)があるからこそ連携して進めたい!

渋沢栄一翁ゆかりの地同士、中央区、深谷市が連携して、栄一翁が唱えた教えを今こそ広めていくべきだと語り合いました。

<渋沢栄一ゆかりの地・兜町歴史地図>

○銀行発祥の地(https://www.pref.saitama.lg.jp/b0101/saitama-related-place/bank-birthplace.html
住所:東京都中央区日本橋兜町4-3

日本初の銀行である第一国立銀行(現在のみずほ銀行)が設立された場所である。
渋沢栄一は明治6年(1873)に大蔵省を辞任し、自らが設立に関わった第一国立銀行の総監役(後に頭取)に就任した。
これが、栄一の実業家としてのスタートとなった。(埼玉県庁ホームページから引用)

○東京証券取引所 証券取引発祥の地(https://www.pref.saitama.lg.jp/b0101/saitama-related-place/tokyo-stock-exchange.html
住所:東京都中央区日本橋兜町2-1

渋沢栄一らの出願によって明治11年(1878)に設立された
日本初の公的な証券取引機関が、東京株式取引所(現在の東京証券取引所の前身)である。
太平洋戦争中に全国の取引所と統合されるが、昭和24年(1949)に東京証券取引所として再開した。
(埼玉県庁ホームページから引用)

◯日証館 渋沢栄一邸宅跡地(https://www.city.chuo.lg.jp/bunka/timedomeakashi/kindai_kentikubutu_tyousa/kindai75.html
住所:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町1−10

日証館は、渋沢栄一邸宅・渋沢事務所の跡地に、関東大震災後の昭和3年(1928)に建設される。
昭和21年(1946)に当時の証券取引所ビルが米軍に接収されたことにより、
取引所に代わる集団取引が日証館で行われたことで、戦後より証券会社が入居するビルとして証券業界の歴史を担う。

かつて、日証館のエントランスには「赤石」が設置されていた。「赤石」は渋沢栄一が生涯大切にした縁起石であり、
現在はKABUTO ONE( https://kabutoone.tokyo/ )に展示されている。
渋沢栄一は、この「赤石」を触り、自ら起業・創設に関わった会社の成功、日本の近代的経済発展を祈った。
現在でも、来館者がこの「赤石」に触れることで、祈願ができるようになっており、生前数々の会社の起業・発展に携わってきた渋沢栄一が設置・使用してきた縁起石だからこそ、きっと力をもらえるだろう。

渋沢栄一ひとづくりカレッジプロジェクトの推進のため、今後とも、お力添えの程よろしくお願いいたします。

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渋タイムズ#02:6/29(水)東京都中央区長との対談
発行日 2022年9月21日(水)
発行者 渋沢栄一ひとづくりカレッジ発足準備室(埼玉県深谷市、東京海上日動火災保険㈱、㈱チエノワ、㈱埼玉新聞社)
    深谷事務所(深谷市役所渋沢栄一政策推進課内) 〒366-8501 埼玉県深谷市仲町11-1 電話048-577-5061 
    東京事務所(㈱チエノワ内) 〒102-0084 東京都千代田区二番町11-20 ミュージアム1999二番町ビル7F 
                  電話03-5213-4497
    メール info@fukaya-shc.org

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渋沢栄一翁の名言

信用はのれんや見た目から
得られるものではなく、
確固たる信念から生まれる

  • 人は全て自主独立すべきものである。
    自立の精神は人への思いやりと
    共に人生の根本を成すものである。
  • 全て形式に流れると精神が乏しくなる。
    何でも日々新たにという心がけが大事である。
  • 一人ひとりに天の使命があり、
    その天命を楽しんで生きることが、
    処世上の第一要件である。
  • 事業には信用が第一である。
    世間の信用を得るには、世間を信用することだ。
    個人も同じである。自分が相手を疑いながら、
    自分を信用せよとは虫のいい話だ。
  • たとえその事業が微々たるものであろうと、
    自分の利益は少額であろうと、
    国家必要の事業を合理的に経営すれば、
    心は常に楽しんで仕事にあたることができる。
  • 金儲けを品の悪いことのように考えるのは、
    根本的に間違っている。
    しかし儲けることに熱中しすぎると、
    品が悪くなるのもたしかである。
    金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。
  • 死ぬときに残す教訓が大事なのではなく、
    生きている時の行動が大事なのだ。
  • 信用はのれんや見た目から
    得られるものではなく、
    確固たる信念から生まれる。
  • 真似をするときには、その形ではなく、
    その心を真似するのがよい。
  • 数字算出の確固たる見通しと、
    裏づけのない事業は必ず失敗する。
  • 反対者には反対者の論理がある。
    それを聞かないうちに、いきなりけしからん奴だと
    怒ってもはじまらない。
    問題の本質的な解決には結びつかない。
  • 世の人が元気をなくしており、
    社会の発展が停滞している。
    いままでの仕事を守って間違いなくするよりも、
    さらに大きな計画をして発展させ、
    世界と競争するのがよいのだ。
  • もうこれで満足だという時は、
    すなわち衰える時である。
  • 商売をする上で重要なのは、
    競争しながらでも道徳を守るということだ。
  • 一家一人の為に発する怒りは小なる怒りにて、
    一国の為に発する怒りは大いなる怒りである。
    大いなる怒りは、国家社会の進歩発展を促す。
  • 自分が信じないことは言わず、
    知ったからには必ず行うという思いが強くなれば、
    自然に言葉は少なく、行動は素早くなる。