#03 渋タイムズ:6/29(水)いざ静岡(駿府)へ

<渋タイムズ#03:いざ静岡(駿府)へ>
渋タイムズ第三回目は、静岡県の駿府を巡りました。

日程:6/29(水)
タイムスケジュール:
14時〜17時 駿府城訪問
17時~ 浮月楼での会食

~渋沢栄一ひとづくりカレッジメンバー~
小島進(埼玉県深谷市長)、矢野弘典(産業雇用安定センター会長)、徳川斉正(水戸徳川家第15代当主)、垣谷直人(東京海上日動火災保険株式会社 静岡支店支店長)、清水伸樹(東京海上日動火災保険株式会社 埼玉支店支店長)、宮永大輔(東京海上日動火災保険株式会社 埼玉支店・熊谷支社支社長)、田部井真一郎(深谷市役所渋沢栄一政策推進課)、田中雅也(チエノワ代表取締役社長CEO)

~今回の出会い~
川勝 平太(かわかつ へいた)さん:静岡県知事
秋山 辰巳(あきやま たつみ)さん:静岡県経営者協会参与 前専務理事
久保田 耕平(くぼた こうへい)さん:浮月楼社長

<渋沢栄一翁と静岡県との繋がり>
渋沢栄一翁は、1867年にパリ万国博覧会から帰国した後、慶喜公が謹慎していた静岡県に居を構え、
その土地で日本初の株式会社と言われる「商法会所」を開くなど、静岡と深いご縁があります。
そんな静岡で、駿府城と浮月楼を巡りました。

~駿府城~
渋沢栄一翁が仕えた徳川慶喜公の祖先である徳川家康。
家康が晩年も「大御所」として駿府を拠点に天下の実権を掌握し続けたことで、
駿府は江戸を凌ぐ政治・経済・文化の中心として黄金時代を迎えました。

◯駿府城(http://www.shizuoka-bunkazai.jp/castle
築城年:1585年(天正13年)
住所:〒420-0855 静岡市葵区駿府城公園1-1
室町時代は今川家の屋敷があった場所であり、徳川家康が晩年を送ったとされる日本100名城のひとつ。
現在は公園として整備されており、春には数百本の桜を楽しめるとして、市民の憩いの場となっている。

~浮月楼~
大政奉還ののち、渋沢栄一翁と徳川慶喜公が過ごした屋敷の地に建つ浮月楼。
渋沢栄一翁が日本で初めての株式会社と言われる「商法会所」を立ち上げ、自ら頭取格として指揮をとった場所です。
この浮月楼という場所から、栄一翁は合本主義や資本主義を見出し、500以上の会社を設立して日本に大きな影響を与えることになります。
そんな浮月楼で、静岡県の川勝平太知事と対談させていただき、以下のお言葉を頂戴しました。
『先行きが不透明で将来予測の困難な時代(VUCA)こそ、”ひとづくり”が最も大切。座学ではなく実学を通して、
一人ひとりの個性を発揮していかなければならない。才徳兼備(すぐれた才知と人徳を兼ね備えていること)のリーダーシップを身につけるべく、連携しながら推進していきたい。』
これからも静岡県と深谷市から、日本全国に”ひとづくり”を広めるべく、連携を取りあっていきたいと語りました。

◯浮月楼(https://fugetsuro.co.jp
創業:明治24年(1891)
住所:〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町11−1
徳川慶喜公屋敷跡地に、静岡の迎賓館・料亭として建てられる。
庭師の「小川治兵衛」が作庭した池泉回遊式庭園は、四季折々様々な表情を見せ、四季の移ろいを感じることができる。
式場としても利用でき、浮月楼の味を気軽に楽しめるレストラン浮殿では、日本庭園を眺めながら、静岡産の食材を使った料理を楽しむことができる。

渋沢栄一ひとづくりカレッジプロジェクトの推進のため、今後とも、お力添えの程よろしくお願いいたします。

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渋タイムズ#03:6/29(水)いざ駿府(静岡)へ
発行日 2022年9月21日(水)
発行者 渋沢栄一ひとづくりカレッジ発足準備室(埼玉県深谷市、東京海上日動火災保険㈱、㈱チエノワ、㈱埼玉新聞社)
    深谷事務所(深谷市役所渋沢栄一政策推進課内) 〒366-8501 埼玉県深谷市仲町11‐1 電話048‐577-5061 
    東京事務所(㈱チエノワ内) 〒102-0084 東京都千代田区二番町11‐20‐7F 電話03‐5213‐4497
メール info@fukaya-shc.org

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渋沢栄一翁の名言

信用はのれんや見た目から
得られるものではなく、
確固たる信念から生まれる

  • 人は全て自主独立すべきものである。
    自立の精神は人への思いやりと
    共に人生の根本を成すものである。
  • 全て形式に流れると精神が乏しくなる。
    何でも日々新たにという心がけが大事である。
  • 一人ひとりに天の使命があり、
    その天命を楽しんで生きることが、
    処世上の第一要件である。
  • 事業には信用が第一である。
    世間の信用を得るには、世間を信用することだ。
    個人も同じである。自分が相手を疑いながら、
    自分を信用せよとは虫のいい話だ。
  • たとえその事業が微々たるものであろうと、
    自分の利益は少額であろうと、
    国家必要の事業を合理的に経営すれば、
    心は常に楽しんで仕事にあたることができる。
  • 金儲けを品の悪いことのように考えるのは、
    根本的に間違っている。
    しかし儲けることに熱中しすぎると、
    品が悪くなるのもたしかである。
    金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。
  • 死ぬときに残す教訓が大事なのではなく、
    生きている時の行動が大事なのだ。
  • 信用はのれんや見た目から
    得られるものではなく、
    確固たる信念から生まれる。
  • 真似をするときには、その形ではなく、
    その心を真似するのがよい。
  • 数字算出の確固たる見通しと、
    裏づけのない事業は必ず失敗する。
  • 反対者には反対者の論理がある。
    それを聞かないうちに、いきなりけしからん奴だと
    怒ってもはじまらない。
    問題の本質的な解決には結びつかない。
  • 世の人が元気をなくしており、
    社会の発展が停滞している。
    いままでの仕事を守って間違いなくするよりも、
    さらに大きな計画をして発展させ、
    世界と競争するのがよいのだ。
  • もうこれで満足だという時は、
    すなわち衰える時である。
  • 商売をする上で重要なのは、
    競争しながらでも道徳を守るということだ。
  • 一家一人の為に発する怒りは小なる怒りにて、
    一国の為に発する怒りは大いなる怒りである。
    大いなる怒りは、国家社会の進歩発展を促す。
  • 自分が信じないことは言わず、
    知ったからには必ず行うという思いが強くなれば、
    自然に言葉は少なく、行動は素早くなる。